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Cam5MP Dome IP67

クラウド管理型 AI対応 256GBストレージ内蔵 屋外用ドーム型カメラ (ECC100)

概要

このクイックスタートガイドは、Cam5MP Dome IP67 カメラ(モデル:ECC100)の設置、ハードウェアの取り付け、および設定を行う手順を案内するために作成されています。

Cam5MP Dome IP67

クラウド管理型 AI対応 256GBストレージ内蔵 屋外用ドーム型カメラ (ECC100)

モデル:ECC100

  • クラウドダッシュボード管理およびモバイルアプリでどこでも監視可能

  • 昼夜問わず鮮明な高画質録画を可能にする5MP Sony STARVISセンサーとHDR対応

  • 複雑な環境に対応する広視野角最大132°および赤外線範囲最大20メートル

  • IP67防水防塵性およびIK10耐衝撃性規格準拠

  • 人や車両を検知するAI NPUによる即時アラート、検索、統計

コンテンツクイックリンク

同梱物

システム要件

EnGenius Cloudは、主にブラウザまたはモバイルアプリからアクセス可能です。EnGenius Cloudサービスへのサインアップ、またはネットワーク管理のためにEnGenius Cloudへログインする前に、対応するアプリをダウンロードし、サポートされているブラウザを使用していることを必ず確認してください。

モバイルアプリ

EnGenius Cloud どこでも(iOS/Android対応)

⬇️ 下記の場所から 「Cloudどこでも」アプリをダウンロードしてください。

対応ブラウザ

  • Google Chrome(バージョン57.0.2987.110以降)

  • Microsoft Edge(バージョン80.0.361.103以降)

  • Mozilla Firefox(バージョン52.0以降)

ネットワーク要件

作業を開始する前に、ネットワーク環境がDHCP対応であることを確認してください。

EnGenius Cloud カメラ(ECCシリーズ)は、デフォルトでDHCPサーバーにより動的にIPアドレスが割り当てられます。

ファイアウォールを使用している場合、特定ポートを介した特定IPアドレスへの外向き接続が許可されている必要があります。ファイアウォールルールについては、Cloud User Manual (日本語) をご参照ください。

カメラはDNSサーバーを使用してEnGeniusクラウドサービスをIPアドレスに解決し、通信を行います。DHCPサーバーは、ネットワーク上のDNSサーバーの場所をカメラに通知し、カメラはそのDNSサーバーと通信します。

ハードウェア概要

リセットボタン:

  • 出荷時のリセットする:リセットボタンを10秒以上押し続けると、電源LED緑色で高速で点滅(0.2秒間隔)を開始します。その後、デバイスは出荷時の設定にリセットされます。

  • カメラに保存されている映像を削除する:リセットボタンを15秒間長押し、電源LED赤色で高速で点滅(0.2秒間隔)を開始し、すべての映像が削除されます。

LED

ハードウェアの設置

注意事項

  • カメラ設置前に、システム全体の計画を十分に行い、各カメラの設置位置とカバー範囲を決定してください。また、配線を壁や天井(必要に応じて穴あけ)を通すか、モールを使用して壁や天井に沿って配線するかを決めてください。

  • より良い画質を維持し、カメラの寿命を延ばすため、直射日光にさらさないようにしてください。

  • 保守や修理作業を行う際は、資格を持つ技術者に依頼してください。また、メンテナンス作業を行う前に、必ず機器の電源を切ってください。

ハードウェアを設置する前に、カメラをEnGenius Cloudに登録してください(「EnGenius Cloudでの設定方法」 セクションを参照ください。)。または、カメラ登録時に必要となる製品のシリアル番号を控えてください。

設置手順

カメラは天井またはに取り付けることができます。以下の手順に従い、正しく設置してください:

  1. マウントプレートを配置 マウントプレートを天井または壁に配置し、対向する任意の穴またはスロットを使用して、穴を開ける位置をマーキングしてください。設置時には、カメラの向きとケーブルの出口位置を考慮してください。向きや取り付け穴の詳細については、「取り付け用テンプレート詳細」セクションの図を参照してください。

  2. 穴を開けてマウントプレートを固定 マーキングした箇所に穴を開け、付属の取り付けキット(アンカーとネジ)を使用してマウントプレートを表面に固定してください。

  3. 電気機械チューブ(EMT)を使用する場合

    • まず、取り付けキットに含まれる2つのM3ナットを使用して、EMTアダプターマウントプレートに固定してください。

    • 次に、カメラ設置位置に¾インチのEMTコンジットを取り付け、EMTアダプターに接続してください。

    • 最後に、短いネジとアンカーを使用してEMTアダプターを表面に固定してください。

壁面へのマウントプレートEMTアダプターの設置手順
壁に取り付けられたマウントプレートEMTアダプターの完成状態

長いネジとアンカーを使用することで、カメラ本体をマウントプレートを使わずに直接表面に取り付けることができます。

  • 製品に付属の取り付け用テンプレートを使用してください。ステッカーを剥がし、穴を開ける位置に貼り付けてください。

  • 適切なドリルビットを使用し、マーキングした箇所に直径8.1mm、深さ26mmの穴を2つ開けてください。

  • アンカーを穴に挿入し、壁と面一(つらいち)になるまでねじ込んでください。

  1. 防水コネクターとケーブルの接続

    1. 防水コネクターをイーサネットケーブルに取り付けてください。

    2. カメラケーブルコネクターにOリングを取り付け、イーサネットケーブルに接続してください。ケーブルはEMT配管内、または壁や天井の穴に収納してください。

  1. カメラカバーを開けて乾燥剤を交換する

    1. L字型レンチを使用して、カメラハウジングにある3本のカバーネジを緩めてください。ただし、上部の保護カバーは取り外さないでください。

    2. カメラ本体の3本のネジを外し、内部の乾燥剤にアクセスしてください。

    3. 箱に同梱されている詰め替え用乾燥剤を取り出し、保護パウチから乾燥剤を取り出して両面テープの裏紙を剥がします。

    4. 詰め替え用乾燥剤をカメラ内部に設置し、この際カメラ内部に湿気が入らないように注意してください。

カメラカバーのネジを緩める
カメラ内部の乾燥剤にアクセスする
詰め替え用乾燥剤が設置される
  1. カメラをマウントプレートに取り付ける カメラ底部のソケットをマウントプレートの対応する凹部に合わせて取り付けてください。付属のボルト(M4 x 10mm)3本を使用して、カメラをしっかりと固定してください。

カメラを取り付けプレートに取り付ける

  1. カメラの角度を調整する カメラのパン、チルト、およびロール角度を調整してください。カメラの監視画像の位置は手動で調整することができます。

カメラの角度を調整する
カメラモジュールの光センサーが上部に位置するように調整する
  1. ドームカバー内部の清掃

    • ドームカバーの内側を清潔に保つため、ホコリやゴミは清潔な糸くずの出ない布で優しく拭き取るか、吹き飛ばしてください。

    • 取り付けが完了したら、保護カバーを取り外してください。

取り付け用テンプレート詳細

以下の表では、取り付けプレートにある各取り付け穴の詳細と、それぞれの機能について説明しています。

説明

1G-V

1ギャング NAジャンクションボックス(垂直取り付け)

1G-H

1ギャング NAジャンクションボックス(水平取り付け)

2G-V

2ギャング NAジャンクションボックス(垂直取り付け)

2G-H

2ギャング NAジャンクションボックス(水平取り付け)

4OCT

4インチ八角形 NAジャンクションボックス

EUC

EU/UK/China標準ジャンクションボックス

EnGenius Cloudでの設定方法

ステップ1: デバイスの登録とネットワークへの割り当て

デバイスは「Cloud どこでも」モバイルアプリまたはEnGenius Cloud管理プラットフォーム で登録できます。

Cloud どこでも」アプリ

  1. EnGenius 「Cloud どこでも」 を起動し、ログインします。

  2. アプリでデバイス背面に記載された QRコード をスキャンします。

QRコードをスキャンしてデバイス登録
  1. カメラのQRコードを正常に読み取ると、アプリにデバイス情報が表示されます。  「登録」をタップして登録を完了します。

  2. 「登録完了」と表示されたら、デバイス名を入力し、[今すぐネットワークに割り当てる] をタップしてネットワークサイトに割り当てます。

デバイス登録
  1. [インベントリ & ライセンス] ページで登録済みデバイスを探し、割り当てたいデバイスを左にスワイプして [新しいネットワークに割り当て] をクリックします。 ネットワーク一覧から割り当て先を選択し、[適用] をクリックしてください。割り当てが完了したら [次へ] をクリックします。

デバイスがネットワークに割り当て
  1. デバイスがインターネットに接続できるように、デバイスの電源を投入し、カメラをネットワーク機器に接続します。

  2. 最後に [セットアップを完了] をクリックすると、デバイスのセットアップが完了します。 [完了] をクリックして設定プロセスを終了します。

セットアップ完了

EnGenius Cloud 管理プラットフォーム

  1. EnGenius Cloudにログインします。

  2. 「組織(オーガニゼーション)」 > 「在庫とライセンス」 ページに移動し、「デバイスを登録」 をクリックします。

  3. 登録するデバイスの シリアル番号 を入力します(1行に1台分入力)。詳細はCloud ユーザーマニュアル>はじめに > オーガニゼーションにデバイスを追加」 を参照してください。

デバイスのシリアル番号による登録
  1. 登録済みデバイスを選択し、「ネットワークに割り当てる」 をクリックして、任意の管理ネットワークに追加します。

選択したデバイスの管理ネットワークへの割り当て

ステップ2: デバイスの電源投入

EnGenius Cloud カメラは、以下のいずれかの方法で給電できます。

  • EnGenius Cloud PoE スイッチ または IEEE 802.3af / 802.3at PoE+ 対応スイッチ

  • EnGenius PoE インジェクター(EPA5006GP / EPA5006GAT)

PoEスイッチを使用する場合

EnGenius Cloud カメラの Ethernet ケーブルを PoEスイッチの PoEポートに直接接続します。

PoEスイッチからの電力供給

PoE アダプターで給電する場合

(A) Ethernetケーブルの片端をカメラの LAN(PoE)ポートに接続し、もう一方をPoEアダプターのPoEポートに接続します。 (B) PoEアダプターの電源ケーブルを接続し、コンセントに差し込みます。 (C) 2本目のEthernetケーブルを PoEアダプターのLANポートとLAN環境に接続します。

使用するEthernetケーブルは Cat5/Cat5e UTPまたはSTP RJ45規格に対応している必要があります。

PoEアダプターからの電力供給

ステップ3: EnGenius Cloudへの接続

デバイスの電源が入り、インターネット接続が可能になると、LEDインジケーターが 点灯(Solid On) します。これによりデバイスは EnGenius Cloud に接続され、クラウドから初期設定が自動でダウンロードされます。

ステップ4: EnGenius Cloudによる管理

EnGenius Cloudプラットフォームにログインし、詳細設定を行います。詳細はCloud ユーザーマニュアルを参照してください。

EnGenius Cloud ダシューボード

最終更新